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フリバンセリン服用による効果と副作用

フリバンセリンは、アメリカ食品医薬局FDAで2015年に世界初の女性の性欲を高める性的欲求低下障害HSDDの治療薬として承認された治療薬ですが、元々は大うつ病性障害の治療薬として開発された医薬品です。
フリバンセリンは、服用直後や数時間後に医薬効果を実感出来る即効性は無く、服用開始から4週間程度で医薬効果を実感でき、服用開始から8週間頃が最も医薬効果が高いとされている医薬品です。
女性は、10代から20代に勃起力や性欲がピークを迎える男性とは異なり40代になっても衰えない人が多くなっています。
エストロゲンやプロゲステロンなどの性ホルモンの分泌バランスが大きく変化する更年期から急に性欲が減退するケースがあります。
女性の性欲は、月経周期と密接な関係性があり、性欲を高める効果のあるエストロゲンの分泌量が増える月経後から排卵までの約2週間は性欲が高まる期間とされています。
逆に排卵後から月経開始までの約10日間は性欲を抑制する効果のあるプロゲステロンの分泌量が増加し減退します。
黄体ホルモンとも呼ばれるプロゲステロンは、脳下垂体から分泌される乳腺刺激ホルモンのプロラクチンが黄体に作用する事で分泌されます。
プロラクチンと同様に視床下部で生合成されるモノアミン神経伝達物質ドーパミンによってプロラクチンの分泌が抑制されると共に分泌も抑制されます。
ドーパミンは、ドーパミンと同様に脳内で神経伝達物質として作用するセロトニンによって分泌が抑制されてしまいますが、フリバンセリンはセロトニンの分泌を抑制する事でドーパミンの分泌量を増加させます。
セロトニン1A受容体作動薬のフリバンセリンは、感情や自律神経などのコントロールを司る大脳辺縁系に密集して存在するセロトニン1A受容体と結合する事でドーパミンの分泌を抑制するセロトニンの分泌を抑制し、性欲を高める医薬効果を発揮します。
フリバンセリンは、他のセロトニン1A受容体作動薬と同様に吐き気やめまい、倦怠感、口腔内乾燥感などの副作用の発症頻度が高いとされています。
しかし、強い眠気や意識を失う失神などの副作用を発症するケースあるだけで無く、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンの3大神経伝達物質のバランスが大きく崩れるので精神的な不安定になるケースもあります。

フリバンセリンを男性が飲むとどうなるのか

フリバンセリンは、幸福ホルモンとも呼ばれている3大神経伝達物質の1つセロトニンの分泌を鈍化させる事でドーパミンの分泌を活性化し性欲を高める女性の性的欲求低下障害HSDDの治療薬です。
男性が服用しても性的興奮物質とも呼ばれているドーパミンの分泌量が増加する医薬効果を得る事が出来るので勃起力や性欲が高まります。
しかし、フリバンセリンの服用によって増加したドーパミンは勃起力や性欲を高めるだけではありません。
ドーパミンの効果を中和する為に脳下垂体から分泌される脳内麻薬や快感物質とも呼ばれるβエンドルフィンを増加させる効果があります。
快感物質βエンドルフィンが増加する事で性的快感が高まり易く射精までの時間が短くなるケースもあります。
フリバンセリンは、大うつ病性障害の治療薬として開発された医薬品なので長期間の服用が想定されていた事から勃起不全の治療薬とは大きく異なり、服用開始から効果が実感出来るまでに1カ月前後必要とされています。
その為、フリバンセリンは、服用後30分~3時間程度で医薬効果が実感出来る即効性の高い医薬品が数多く承認されている勃起不全の治療薬と比較すると男性にとってメリットの少ない医薬品と言えます。
必要に応じて服用すれば良い男性の勃起不全治療薬とは異なり毎日の継続服用が必要なフリバンセリンは男性にとっては面倒臭い医薬品と言えます。
勃起不全の治療薬は、適度なアルコールとの併用が血管の拡張効果などの勃起を促進するとされ、服用に際して飲食の時間や内容に厳格に制限する必要が無くなって来ています。
しかし、フリバンセリンとアルコールの併用服用は失神するリスクが高くなるので禁忌とされ、男性よりも女性に適した医薬品です。